# 十二国記『幽冥の岸』読了

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> 게시판: 도서 리뷰
> 작성자: admin
> 작성일: 2026-10-08T09:57:32.765Z

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中学生の頃からの愛読書、小野不由美さんの『十二国記』の新刊『幽冥の岸』が26年9月17日に発売された。新刊が出るというのはとてもとても嬉しいこと。楽しみで楽しみで発売を待ち、発売当日のうちに、喜び勇んで読了した。『白銀の墟 玄の月』の前日譚・後日譚となる作品で、読み進めながら「くっ、この登場人物出てきたな…」「この描写はあの場面ににつながっているのか」「裏側でこんなことが起こっていたなんて…」と『白銀の墟 玄の月』が読みたくなる成分しかない作品だった。そのまま翌日から『白銀の墟 玄の月』全四巻を読み返し、『黄昏の岸 暁の天』、『風の海 迷宮の岸』を読み返し、やっと落ち着いて『幽冥の岸』に意識が戻ってきた。私の中のどこかが救われた気がした。久しぶりに小野不由美ワールドへどっぷり浸かり、大変に満足した気持ちになった。夫からは声をかけるのも躊躇うほどに集中していたと言われた読書週間であった。

私は暗い話が苦手だ。理不尽な理由で誰かが苦しみ傷つくのを見るのも想像するのも大嫌い。普段生きていて、嫌なこと苦しいことがたくさんあるのに、なんでわざわざ余暇の時間に好き好んでしんどい苦しい話を体験したいのかと思うタイプ。けれど、十二国記だけは読める。好き好んで読んでいる。十二国記では妖魔も出れば、私利私欲ばかり追求する倫理観のないひどい為政者がうようよ出てくる。民達は、厳しい自然環境(時には極寒)の中で冷えや飢えに苦しみ、戦火に巻き込まれ、死んでいく。登場人物たちもみな「平和」とか「満ち足りている」といった表現とは程遠い状況の中で、苦しみ、もがき、少しずつ何かを得ては、また失ってを繰り返す。この苦しみに終わりはない。

今作においても、苦しみ、悲しみ、怒り、後悔、懺悔、どうしようもない孤独や痛みがこれでもかと詰まっていた。けれど、救いも描かれていた。

ここからは新作【幽冥の岸】の内容を含むので、ネタバレを見たくない方は要注意。ざっくり感想を述べてみる。

戦場南：痛い。痛すぎるのに、救われた気持ちになるのはどうしてだろう。白銀の中でも哀しみの深いシーンの後日談で、もう、本当に、どうしようもないことなのだけれど、やりきれないのだけれど、それでも生きていく中でどう生きるべきなのかを、考えさせられた。酆都…。喪失の悲しみや怒りとどう付き合っていくのか。自分の選択で多くの人の命が奪われてしまう結果になったとしたら。痛い。痛いのに、何も解決していないかもしれないのに、どこか救われたような気持ちになるのはなぜだろう。

異邦の客：白銀で、誰なん？！何がしたいん？！と誰もが思ったであろう琅燦の幼少期の一説で、うわーーーーこういう背景だからなのかと理解が増した。驍宗の登極へ向けた迷いの時期を感じ取れたのもとてもよかった。どうでもいいですが、巌趙好きだよ。

夢の結び：南瓜ーー！！ええとこあるやないか、と思い、風の海を読み返した人絶対いるはず。白玉と英章と南瓜のやり取りが好きすぎる。白玉が過酷な生の中で自分を助けてくれた人への恩義を返そうと必死で考えて行動していて頭が下がる。そしてなんと言っても項梁が辿り着いた描写に胸が高まった。私の中の泰麒が救われた気がした。

幽冥の岸：誰もが読みたかった白銀の後日譚。一足先に読んだ時も、じんわりくるものにしばらく揺蕩っていたけれど、今回追加になった三編の後に読むとより感慨が深い。罪の意識を感じていることについて、許されることよりも、それはあなたが悪かったと言われること、罰を背負って生きていくことの方が救われることもあるのだと思う。李斎が慶に辿り着いた後の描写が全部好き。過酷な状況の中で交わった線が、繋がっていく尊さを噛み締める。これからも戴も慶も色々絶対あるのだろう。沢山の喪失や後悔と共にあるのだろう。でもその一方で各々がベストを尽くし、国のため、大切な人のために積み上げ繋いだものも確かにあるのだろう。泰麒と陽子達の今後の多幸を願ってやまない。

十二国記を読むたびに、結局は「自分がどう生きるか」なのだと思い知る。自分は何に重きを置いて選択するのか。自分の選択の結果、何が起きたのか。その結果をどう受け止めるのか。その上で、何を為すのか。それらを周りがどう受け取るかは周りの都合。しかし、時として、相手は自分のことをよく見ている。小さな想い達ははつながり、大きな変化につながることもある。

ベストを尽くしても、うまくいくことばかりではない。うまくいくことの方が少ない。環境は選べない。人も選べない。できることは多くはない。力もない。でも、そんな中でもかすかな希望を捨てずに自らにできることを見つけ、懸命に生きる登場人物達に勇気をもらう作品だった。時に腐ったり、絶望したりしながらも、しぶとく、たくましく。時に自らの浅ましさや至らなさに心を抉られながらも、なんとか這い上がる。

『幽冥の岸』を読んで、私の中の『白銀の墟 玄の月』がようやく、成仏したような心地になった。

内容に深く触れてはいないので、なんのこっちゃ！となるかもしれないのだけれど、推し本からはいつも「人としてどう生きるか」のヒントをもらっていると思う。物語を読みながら、自分の中の登場人物達と対話し、感情を味わい、読後もじんわりと思考を巡らせるこの体験は他に変え難い。

近所の本屋でもこの新刊発売に際し、十二国記コーナーなるものができていて、嬉しくて近くを通るたびににやにやしてしまう。そして最近『幽冥の岸』が売り切れになっていた。万歳！売れているのだ！嬉しい！でもはやく読みたい人が読めるように再入荷してくれ！と願っていたら、たっぷり再入荷していた。ありがとう書店さん。そして並べられたシリーズを見渡してみると『風の海 迷宮の岸』が品薄だった。わかるよ。読みたくなるよね！とひとり満足した気持ちになった。

この先の見えない混沌とした時代に、十二国記が愛されていることに、私は希望を感じている。

切り離すことのできない大きな悲しみや苦しみを一人ひとりが抱えながらも、人はつながり、励まし合い、生きていくことができるのだと、信じたい。

このnoteはコンパッションウィークに寄せて書いたものです。

企画、ありがとうございました！

**출처:** [note 원문](https://note.com/naomaru_com24/n/na93cdc482c8f)

*번역: Gemma 3(.44) 초벌 + 교정 검수*

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