ーーついに十二国記デビューした。最近のXでの、待望の新刊発売に乱舞しているツイートを見るたびに手をわきわきしながら悩んでいた。
買うか、買わないか。
というのも、わたしの中での十二国記のイメージは、中華系ファンタジーで、難読漢字が多く、十二国もあれば設定もややこしくてついていけなくなるのでは?という心配があったからだ。そしてなによりシリーズが多い。途中で飽きてしまうんじゃないかとか、だからまとめ買いじゃなくて一巻ずつ買わないと、でもそれじゃあ続きが気になった時にすぐ読めないし……。
あともうひとつ。ファンによって、読む順番が違うらしいのだ。「月の影 影の海」から読む派と、「魔性の子」から読む派だ。ここもわたしの購買欲を惑わせた。
で、どうなったかというと。
オーソドックスにシリーズとしての一巻を購入しました。
十二国記はミリしらというわけではなく、アニメが放送されていたときに実は見ていました。
内容はもうあまり覚えてはいないのですが、主人公の陽子が、ボロボロになりながらひたすら妖魔を倒しているというイメージしか残っていません。
読む前にも、いろいろと感想やポイントを見聞きしていて、とにかく上巻はひたすら暗く、陽子が不憫で何度も裏切られ続ける。ということは知っていました。
【以下、うっすらネタバレを含みます】
けれど上巻を頑張って読んで、下巻でネズミが出てくれば大丈夫! と、聞いていたので、上巻は特に憂鬱になることもなく読み進められました。わたしは結構暗い話嫌いじゃないので、陽子と同じ気持ちで読めたのも大きいです。
親切にしてくれる人は信じちゃいけない。勝手に仲間だと思っちゃいけない。みんな敵で裏切る。
現実世界でもそうですよね。仕事場とか、なにかのつながりで知り合った人とか。結局その場のつながりだけなんですよ。共通点見つけて、そこのみで距離が縮まっただけで、人間としての距離は縮まってない。
陽子も同じ海客だと思って接したら裏切られ、優しくされてほだされたと思ったら裏切られ、もう本当に親切にしている人すら信じられなくなって、今度は陽子が裏切ってしまう。
裏切られることを何度も体験すると、大切な人を作れなくなっちゃうんですよね。
かといって、みんなと仲良く、って頑張っても、人は「自分がそこまで大切にされてない」って気づくんですよ。つまり、まんべんなく人と仲良くしたところで、大切な人は作れないということ。自分に正直にふるまっても、それを良しとする人と、悪とする人と分かれる。
これはもう誰にもどうしようもできない。
一度ひどく裏切った陽子を信じて待ち続けてきたのがネズミ(楽俊)です。
海を越えて再会できた時は鳥肌が立ちました。それまで楽俊どうなったん? と思いながら読んでたので。このときの陽子の悲痛さは今思い返しても辛いです。楽俊は陽子のことを信じているし、もっと自信を持っていいといいます。
けれど、陽子はまだ楽俊のことをすべて信じられるわけじゃないんです。ここで上巻で起こったことが陽子のトラウマになっているんですね。
それでも、この状況を受け入れざるを得なくて、まずは受け入れないとその先の選択肢がない状態だから、陽子はできることからやっていくと決めます。
もうそこから怒涛の展開ですよ。
最後はまあ、予想した通りの展開なんですけど、テンポが速すぎて、最後は歴史書のように結末がドバーンと書いてあって終わり。
……終わり?
陽子の活躍シーンもっとくれよ~! と思いながら、めちゃくちゃ続き気になる。
読後の満足感がすごい。
そもそも初めにページをめくったときから、とくに詰まることなくすらすら読めちゃうし、内容の引っ掛かりとかも全然なかった。すぐに物語に没入できて、久々に集中して一気に読んだ。
そしてすぐさま二巻目に突入。……陽子の話じゃないんだ。
王を選ぶ麒麟の話なのね。これ、十二国記の世界観を一個ずつやってくやつだ……。
てことは三巻は違う国の話になる可能性が高い。
これは……全巻読めば、いろいろ明らかになるし、結末がとても知りたい。
もっと早く手に取っておけば……いや、今だから楽しめているのかもしれない。
とにかく、最近は十二国記を読みたくてわくわくしている。こういうわくわくはいつまでも続いてほしいものだ。
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번역: Gemma 3(.44) 초벌 + 교정 검수
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