世にも奇妙な物語で映像化された短編が好きで、久しぶりに手に取りました。
かなり前に『超税金対策殺人事件』という短編が、映像化されていたことで、この短編集を知りました。実家にいた頃に読んだ本ですが、久しぶりに読みたいと思い、買いなおしました。
『超税金対策殺人事件』は、短編自体も面白いですが、一度映像で観た、作中のめちゃくちゃな展開が、頭の中で再生されて吹き出しそうになります。
書き手、編集、読み手と本に関わるあらゆる人が高齢化した、『超高齢化社会殺人事件』や、内容よりも文章量が重視されるようになった出版業界を舞台にした、『超長編小説殺人事件』あたりは、税金対策と近い系統で、東野圭吾さんの高いジョークセンスに驚かされます。
今回読んでいて印象的だったのは、『超読書機械殺人事件』です。本を読み込ませると要約や書評を出力してくれる機械が登場しますが、20年以上前の本で、昨今のAIによる動画要約やライティングに通じる発想で書かれていることに、少し感じるところがありました。作中の機械は、同じ本から1つの書評しか出せないみたいなので、事実は小説より奇なりで、昨今の生成AIの文章作成能力のほうが優秀っぽいのも面白味があります。
『超犯人当て小説殺人事件』や『超予告小説殺人事件』など、少し真面目な短編もいくつかあるので、笑いと真面目さが適度なバランスで入った楽しい短編集です。
いつものブックカバーで通勤電車の30分を使って読み進めました。少しボリュームがある『超理系殺人事件』以外は、ちょうど切りの良い時間で読めたので、同じくらいの通勤時間の人は、移動時間のお供に試してみてください。
東野圭吾さんの作品を手軽に楽しみたい人、小説をテーマにしたブラックジョークが気になる人におすすめな一冊です。
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번역: Gemma 3(.44) 초벌 + 교정 검수
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