みなさんもそうだと思うけど、仕事というのは一難去ってまた一難の繰り返しですね。たくさん会議をやった感想です。
会議が終わってお腹が空いたので、同僚と連れ立ってやよい軒へ行きました。肉野菜炒めつみれ汁変更。僕は大体の場合肉野菜炒めを頼みます。野菜と肉が食べられるからです。つみれ汁はなんだかめっちゃからかった。ラーメンかと思いました。
それで、InDesignの愚痴をいう。みんな悪口を言っています。しかし、別にWordだって厳しいしLatexだって厳しい。日本語を組むこと自体がつらい仕事なのかもしれません。という結論になった。
さて、今回火を焚くZINE vol.3を作るにあたって、ChatGPTに助けてもらったことが色々あるのでちょっと紹介します。
たとえば、散らかったフォントの変更を段落スタイルや文字スタイルにまとめたり、テキストボックスで作ってしまった要素を整列させたり、ページをまとめて移動させたり、みたいなことを僕はやってもらいました。
前提として、ChatGPT(Claudeでもいいし、ほかのAIでも同じですが)に作業をさせときは「ChatGPTに何かを直接出力させる」よりも「ChatGPTに道具を操作させたり道具を作らせたりして、その道具で出力する」方がうまくいく場合が多いです。
たとえば、「<上記の文>を表す図を作れ」とだけ命令すると以下のようなスライドが出てきました。
まあ、うるさいけどべつに悪くはないですね。次に、パワポを操作して同じ図を作らせてみます。
ぱっと見のクオリティでいうと前者の方が良いと感じられると思うのですが、パワポの場合はここから人間が修正できるので、仕事の役に立つのは後者です。(前者で構わない場合はそっちの方が簡単ですけどね)
さて。じゃあ具体的にどうしたらいいのか。一旦、InDesignは多少触ったことがあり、AIはほとんど知らないという人を想定して書きます。
まず、ChatGPTアプリを導入してください。ブラウザ版じゃなくてね。Claudeでも一緒です。あとは、少なくともplusプランとかが必要です。無料のChatGPTは、あまり知的な作業には向いていません。もしお金を払うのが嫌だったら、OpenCode というソフトを入れて無料のモデルを使うという手もあるのですが、しかしまあ、あんまり素人向けでもない気がするのでまずは有名サービスにお金を払うのがおすすめです。
で、ソフトを開いたら、①「Work」というのを選択してください。次に、②「プロジェクトを選択」のところから新しいプロジェクトを作成し、適当な作業フォルダを指定してください。「書類」とかじゃなくて、その下に専用の作業フォルダを作るのがおすすめです。
ちなみにClaudeの場合も大体似た感じです。ChatとWorkが分かれてないからより簡単かな。
macのひとは、indesign-extendscript-plugins というプラグインを入れるのがおすすめです。これは、InDesignを「スクリプト機能」で操作するためにAIが参考にするガイドみたいなものです。
その上で、具体的な指示を出します。
https://github.com/mindboard/indesign-extendscript-plugins をつかって、新しいinddファイルを作成して3種類の親ページを作成して。すなわち、上下に余白の大きめにあいた1段組、余白の少なめの2段組、2段組と同じ余白の3段組。ページサイズはA5で、文字は11Q。ノンブルも入れて、左にタイトル、右に著者名。
windowsのひとは、同じプラグインは使えないんですが、「inddをスクリプトで編集することを前提として次のことを実行して」などと指示すればまあまあの成果は得られるかなと思います。
上記の指示でできたファイルはこんな感じ
まあ、別に特筆するような成果ではないのですが、人が手をくださなくてもこのくらいのことができるので、InDesignに慣れない僕としては随分ありがたかったです。例えば同じ原稿を1段2段3段で組んでみたり、級数を変えてみたりという、ちょっと面倒なことが抵抗なくできるのは嬉しい。
つまり、ChatGPTを使うことで驚くような、人間を超えるような成果というのは得られないのだけど、「めんどくさくて気が狂う」みたいな経験をちょっぴり減らせるというのがいい点です。
思いつきで全てのノンブルのフォントをランダムに変えるとかね。ランダムに変えた後に「やっぱそんなに面白くないな」と思ってやめるとかね。人がやったら「やっぱやめるか」という決断が大変ですけど、ChatGPTが試した成果を捨てるのには抵抗を感じなくていいので、そういうのもいいです。
流し込みとかも便利です。とくに、ルビの形式をきちんと決めておけば反映してくれるのが便利でした。(もちろん、意図通りに反映されているかはよくよく確認する必要があります。作業のリソースを確認のリソースに回すイメージです。僕は確認の方が好きなのでそうしましたが、手動の方が楽だという人もいると思います)
なお、「AIにやらせると勝手に文章を変える」みたいな懸念のある人がいると思いますが、その懸念はまっとうなのですけど、この場合はそこまで心配しなくても大丈夫です。というのは、ここでChatGPTが行うことは自分で文章を出力することではなく、原稿のファイルをスクリプトを使って機械的に反映することだからです。(ChatGPTが直接出力するものは、テキストでも画像でもあんまり信用すべきでありません)
あとは、InDesignじゃないですが、ちょっとした画像の加工も便利です。「この写真を白黒にして中央の人物だけを切り抜き、背景を透明にして」みたいな、Photoshopでやりゃできるけどちと面倒だな、みたいな作業を結構しっかりやってくれます。(もちろん、重要な写真とかは自分でLightroomとかPhotoshopで手動で編集します。念のため)
なお、たまに画像生成で対応してくることがあるのですが、それはダメです。僕はAI画像生成のアンチではありませんが、単純にクオリティが落ちます。「画像生成ではなく画像処理で対応して」と言えば生成ではなく加工をしてくれます。
共有は以上です。
このようにして、非創造的な仕事(の一部)をChatGPTに任せ、生じた余裕で僕の創造的な部分をなるたけ注ぎ込んだ『火を焚くZINE vol.3 高知・四万十・足摺岬編』は11/8(日)の文学フリマ東京で初売り!!
日記とエッセイと小説が入り混じる中から一つの旅が、また同時に「書くこととは何か」ということが浮かび上がってくる稀代の一冊。決して後悔はさせませんので、ぜひ手に入れてくだされば幸いです。
文学フリマが終わりしだい通販もやるのでそちらでも。あとはnoteのフォローもぜひお待ちしています。よろしく!
출처: note 원문
번역: Gemma 3(.44) 초벌 + 교정 검수
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