こんにちは、職場では退職の意思も伝えたので気分も軽やかなみなくさです(笑)。
さて、平日の映画館は、私にとって特別な息抜きですが、少し遅めのレイトショーで「バックルームズ」を観に行きました。いつもより混み合う館内に「A24作品にしては珍しい」なんて思いながら足を踏み入れました。私が知らなかっただけですが、世界中でバズっている注目のコンテンツだったのですね???
今回鑑賞したのは、ネット上の都市伝説を映画化した「バックルームズ」。 何と言っても驚かされたのは、監督のケイン・パーソンズがまだ21歳という若さであること。You Tubeから彗星のごとく現れた新鋭ですが、その演出力と映像センスには脱帽させられました。
おくればせながら本作の監督のYou Tube CHも見てみました。
本作の舞台は、ある日突然現実の裏側へと墜ちてしまう不気味な空間Backrooms。 どこまでも続く無機質な黄色の壁紙、不自然に配置された柱や床に埋まった謎の設置物……。決して派手な怪物が出てくるわけではありません。けれど、ほんのわずかに現実からズレたリミナルスペースに閉じ込められる恐怖が、観客の神経を静かに削っていきます。
撮影手法において「そう来たか!」と身構えさせられたのが、一部に取り入れられたFound Footage方式です。 個人的に「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」や「パラノーマル・アクティビティ」のような臨場感ある演出が嫌いじゃないのですが、今作でもその緊張感が活かされていました。
同じくYou Tube出身監督の作品「SKINAMARINK / スキナマリンク」を思い出された方も多いのではないでしょうか。あちらもレトロな映像と音、そして子どもの足元ばかりを映す独特の構図で、暗闇の家から逃げ出せない圧倒的な緊張感を強いる作品でした。
今作「バックルームズ」もまた、アナログな質感と不穏な音響を巧みに使い、観客を逃げ場のない不安へと引きずり込んでいきます。1990年という年代設定も計算してのことのようでなるほど蛍光灯の音!LEDでは出せない質感が恐怖を演出できるというのがよく分かりました。
さらに興味深かったのは、本作の構造的な面白さです。 どこかクリストファー・ノーラン監督の「インセプション」を彷彿とさせるものがありました。主人公・メアリーの深層心理が明かされていく過程と、空間の階層がどんどん深くなっていく展開が見事にリンクしています。深層へと降りていくにつれて変化していく心理描写が非常に分かりやすく、最終的にあの「虚無」とも言える空間へ行き着く流れのようです。
もちろん、ノーラン監督のような洗練された完璧さはないですが、それとは違った若者の実験的精神にあふれています。21歳という若さでこれだけの作品を作り上げられるのですから、今後の活躍が楽しみですね。
かつては、映画監督といえば途方もない下積みがつきものでしたが、現代はYouTubeからダイレクトに才能が発掘され、映画界を揺るがす時代。こうした新しい才能の誕生に立ち会えるのも現代らしいと言えます。
「誰もいない、けれど何かがいる気配がする」――そんなジワジワと迫る感覚味わいたい方に、おすすめしたい一作です。映画館を出た帰り道、街灯の下の影や見慣れた廊下の曲がり角が、ほんの少し違って見えるかもしれません(笑)。
おまけ
エンディング後に流れる16分もの映像ですが、監督のYou TubeCHでも公開されてます。わざわざ「エンディングの後にも映像あるから帰らないでね」と予告されても帰って行く人がいるという。
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번역: Gemma 3(.44) 초벌 + 교정 검수
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