# 巨匠の圧倒的な演出と語られる話の間にある違和感をどう捉えるか『ディスクロージャー・デイ』

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> 작성자: admin
> 작성일: 2026-10-08T06:15:27.966Z

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お疲れ様です、リトリムです。スピルバーグの新作がようやく来ましたね。前作『フェイブルマンズ』からは日本では約3年ぶりとなりますね。前作の『フェイブルマンズ』はスピルバーグの幼少期の思い出と映画の恐ろしさをノスタルジックに見事描ききった傑作であったし、前々作の『ウエストサイド・ストーリー』は今更映画化してどうするのかと鑑賞前は思ってしまったが、天才スピルバーグの圧倒的な演出力に平伏させられる大傑作でした。傑作続きの巨匠スピルバーグの新作となると期待が高まります。なのに、日本という国はスピルバーグの扱いが杜撰としか言いようがない。ギリギリになって公開延期だし、延期した分プロモーションをちゃんとするのかと思いきや全然やらず次第に本作の話題は薄くなっていってしまった。こういうことが起きると映画配給の功罪というものを考えてしまいますね。

## 目次

- あらすじ
- 巨匠の成熟しきった圧倒的な演出力
- 演出がすごいのに話が…。（ネタバレあり）
- 最後に

## あらすじ

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> スティーブン・スピルバーグが原案・監督を務めたSFサスペンス大作。地球外生命体に関する機密情報を得た2人の男女がその内容を世界に開示するべく奔走する姿を、衝撃的なストーリー展開と圧倒的な映像美で描き出す。サイバーセキュリティの専門家であるダニエル・ケルナーは、謎の組織ワーデックスから機密情報を盗み出す。一方、カンザスシティのローカル局で気象予報士を務めるマーガレット・フェアチャイルドは、突如として自身の身に起こった異変に戸惑っていた。接点のないはずの2人は、謎めいた協力者ヒューゴ・ウェイクフィールドに導かれ、これまで数十年にわたり隠蔽されてきた、世界を揺るがす衝撃的な真実を知る。その秘密を人類に開示しようとする彼らの前に、ノア・スキャンロン率いるワーデックスが立ちはだかる。「プラダを着た悪魔」のエミリー・ブラントがマーガレット役、「チャレンジャーズ」のジョシュ・オコナーがダニエル役でそれぞれ主演を務め、ワーデックスを率いるスキャンロン役でコリン・ファース、謎めいた協力者ヒューゴ役でコールマン・ドミンゴ、ダニエルの恋人ジェーン役でイブ・ヒューソンが共演。「ジュラシック・パーク」シリーズや「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」などの大ヒット作でスピルバーグ監督と組んできたデビッド・コープが脚本を手がけ、名匠ジョン・ウィリアムズが音楽を担当。
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## 巨匠の成熟しきった圧倒的な演出力

＊本編の後半部分に少し触れてますので注意

スピルバーグの映画の特徴の一つとして一つの映画の中でジャンルが変化したり、分離するところにある。サメ映画の金字塔『ジョーズ』(1975)では前半ではホラー演出を細部に施し、サメの恐怖を見事に描けば、後半ではビーチを襲ったサメを退治すべく大海原に旅立つのはアドベンチャー活劇になっているのだ。『未知との遭遇』(1977)ではホラーとSFが融合させられたうえに終いには信仰についての話となり、完全に宗教映画のようになってしまった。今考えると、スピルバーグのオールジャンルの芸達者ぶりに驚きを禁じ得ない。そして、本作も1作で複数のジャンルが存在している。まず、本作は内容的に第一にSFということがわかる。宇宙人の話なのでね。次にサスペンスがある。主人公ダニエルが謎の組織ワーデックスに追われる前半はスピルバーグのさすがとしか言えないサスペンス演出が光る。冒頭、ダニエルが自身の彼女と機密情報を取引する場面では薄暗い建物の搬入場所のような場所が映し出される。そのときに、歩くダニエルを引きながら映すシーンがとにかく上手い。薄暗く煙も出るところが何処かデパルマ的でありながらヒッチコック的なものも感じる。特にヒッチコックのタッチが本作はサスペンス描写として色濃くあるように感じる。ワーデックスが所有する謎の兵器「デバイス」でダニエルの彼女ジェーンがワーデックスの最高責任者であるノア・スキャンロンに思考を乗っ取られてしまい、包丁でダニエルを殺そうとする。その殺意が募るときに持っている包丁に彼女の顔が反射する。これもヒッチコック的である。さらに言うと、モーテルのシーンも『サイコ』(1960)を彷彿とさせるものがある。前述した『ジョーズ』（1975）でもビーチにサメが出たシーンではロイ・シャイダーの顔をいわゆるめまいズームで映した。このように、スピルバーグ作品でヒッチコックを意識したシーンは随所にある。また、本作はファンタジー的な要素も後半になると露わとなる。その決定打となるのが不思議な力を持つお天気キャスター、マーガレットの過去を回想する場面で流れてくる『Someday My Prince Will Come』だ。ディズニーアニメーション大好き監督スピルバーグの白雪姫オマージュを見せられ本作は最終的にファンタジーとして帰着する。ここで本作は21世紀の『未知との遭遇』ではなく、21世紀の『E.T.』として作られたと分かる。このファンタジー部分が色々と問題があるのだが、それは後で述べる。この複数のジャンルを一つの作品に内在させながら成立させることができるのは、スピルバーグの圧倒的な演出力によることで他ならない。冒頭の搬入場所の場面のトラックバックで登場人物を俯瞰する構図から全てが映画的であり、エンタメであるのだ。前述したように本作はヒッチコック演出が随所にあるが、それをスピルバーグの演出として見事に落とし込むことができているのもスピルバーグの演出の上手さだ。カットを早く切り替えると思えば、長回しによる重厚感のあるワンカットを見せてくる。この演出の面白さで142分という長さでも飽きることはない。特に長回しに関しては本作は突出している。中盤、隠れ家の外にいたダニエルがワーデックスに居場所を特定され、隠れ家にいるジェーンを救い出すまでのシークエンスでの長回しは鳥肌ものである。カメラは隠れ家に向かうダニエルを追って、柵を越え、車の中に入るダニエルの姿をカットを切り替える事なく助手席から映すのだ。この巧みなカメラワークはスピルバーグとは『シンドラーのリスト』からタッグを組む名手ヤヌス・カミンスキーの実力はもちろん、スピルバーグの演出にも賛辞を送りたい。ダニエルがジェーンを助けるために車で隠れ家に激突するシーンは『E.T.』のラストで主人公エリオットと彼の兄とその友達が建築現場を自転車で疾走するシーンを彷彿とさせられる。また、ダニエルとマーガレットが車でワーデックスの追手から逃げるカーアクションは『激突！』(1971)を意識せざるを得ない。しかし、これらの演出が全てシックなのだ。個人的には、『ブリット』(1968)を思い出した（そういえば、スピルバーグが『ブリット』をリメイクするという話はどうなったんだ？）。こういうところで、スピルバーグが監督として成熟し切ったことを理解させられる。

## 演出がすごいのに話が…。（ネタバレあり）

本作の問題となるのは脚本の部分だろう。物語が進むにつれ、謎の組織ワーデックスが極秘にしてきたものとは何なのか、何が開示（ディスクロージャー）されるのかが観客である私たちは期待が高まるのではないか。ダニエルがジューンにワーデックスから奪った極秘ファイルを見せる。パソコンの前に座ったジューンをの姿からパソコンの画面までワンカットで映す演出にこれまた痺れる。そこで映し出されるのは政府が宇宙人と接触し、彼らで生体実験をしていたのだ…。それだけ。いくら何でもそれくらい小学生でも思い付かないか？その後もマーガレットが全世界にテレビを通して宇宙人が地球上にいることを開示するのだが。それによって何が起こるのか、何が示唆されるのかまるっきし分からない。前述したファンタジーについても述べたい。宇宙人によってマーガレットとダニエルは不思議な力を得るが、その力も幼稚に感じる。マーガレットはその力で透明になれたり、その人に思考に入れたり、何でもありなスーパーパワーを手に入れてる。その力で崇拝する人も現れる。宇宙人が全知全能の神的な設定は『インディ・ジョーンズ／クリスタルスカルの王国』(2008)でめちゃくちゃ滑ったのにスピルバーグとデヴィッド・コープはなぜまたやったのか。しかも、マーガレットはスーパーパワーをもらったのにダニエルは宇宙人の言語が分かったり、数学の天才になっただけ。いくら何でも宇宙人さん、男女差別しすぎじゃないか。途中なんか、コールマン・ドミンゴ演じるワーデックスの敵対勢力の親玉がマーガレットばっかり構ってて同じくパワーを持つダニエルのことは端に追い遣っているのを見てて気の毒だった（ ; ; ）。他にも、精神年齢が低いと感じる箇所は多々ある。成熟しきった巨匠としての演出力とこの幼稚とも言える部分では非常に違和感がある。確かに、子供心を忘れていないということがスピルバーグの魅力の一つである。しかし、本作で感じるこの違和感は明らかに観客を置いてけぼりにしているように感じてしまうのも事実ではないだろうか。

## 最後に

長くなりましたが、今回はここで締めようと思います。後半部分では割と厳しいことを書きましたが、本作を通してスピルバーグの演出力は衰えを知らないと改めて思いました。なので、次回作も楽しみですし、期待してます。ネットなどを見ますと、「スピルバーグは終わった」という意見が散見されますが、この演出力があればまだまだ現役だと思ってます。「もう作品を観ない」という人がいれば止めはしませんが、正直勿体無いなと感じてしまいました。スピルバーグ大好き！以上！

**출처:** [note 원문](https://note.com/ritorimu1451/n/n20da2d799300)

*번역: Gemma 3(.44) 초벌 + 교정 검수*

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