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「我々は宇宙人」
We Are Aliens2026年(日本)
監督/門脇康平音楽/Yaffle撮影/立川憲一郎編集/門脇康平・立川憲一郎出演/槙木悠人・板東龍汰中込佑玖・岡山天音鈴木咲・山崎天末永陽・松井ケムリ
「バックルームズ」が面白かったものだから、また亭主が行こう行こうって色々評判は聞くから、怖かったらどうしよう後悔したらどうしよう色々思ったけれど観てしまいました。またまた観た直後、思った事です。
怖いですけどねもちろん観て良かったです作画がものすごいです手書きだそうです
ちょっと困った事になったのが、自分の時間的な都合で、字幕版を観た事。必要なひとにはとてもいい事だと思うのですが、私は避けるべきだった。映像より、音声より、「字」が入ってきてしまう。邦画でない場合は当然のようにお世話になっているというのに、脳がまず「字」を、それもものすごく認識してしまうという事に驚いてしまいました。作画がすごいですが、最初が入って来ず、かなり見過ごしてしまいました。
観て思った事
注意:ネタバレしています感動したとか良かったとか、そういう内容ではありませんです
一人の、よくいるホワイトカラー、中流家庭ぐらいを築いている男ができあがるまでのお話でした。
と、
もう一人の、一人の女の子に過去好かれていたと、ずっと思っていた男の物語でした。
ホワイトカラーの男、翼くんについて
彼は自分のした事を忘れていたようです。やりすぎたり、しつこくていらいらしてしまう気持ちはわかるけど、ひとに罪をなすりつけるというのは、けっこうな罪だと思います。忘れているように見えますが。偽の手紙を書いた事はよく覚えているようでした。面白かったのですかね
彼は警察に捕まるという事に大変な恐怖を覚えていました。だから、法律違反はしない、常識的な人物だと思います。でも、彼の中にある、ある引かれた線の向こうの人間の事は、あまり興味を持たないだろうと感じます。これからも(「関心領域」ですね)または自分のために利用すると。(「急に具合が悪くなる」です)彼は、暁太郎のことが異質な宇宙人に見えた時、切り捨てたというより、もう引かれた線の向こうに立ってしまっていたのでしょう。映画は線ではなく、視線の高低差で現わされてましたが。
悪い事をしたら、それはいけない事だったと、きちんと思わないといけないなあと。思います。昔、中学校、高校と、紛争の様な校内暴力が吹き荒れた時期がありました。とんでもない暴力をふるった子どもたちが大人になり親になったでしょう。とんでもない暴力・いじめを受け、立ち直れないひとたちがかなりいました。
子どもというのは、とてもまともだから。偏差値とやらいうもので階層分けされ、学区が決められ進路を制限されるとすぐ反応した。なんだか大きく制度が変わるから勉強しろしろと言われる。言われるが、必ず順位は出て、誰かは下位になる。下位になるとはどういう事なのか?誰かは下位にならないといけない事だろうに、誰も答える事はなくて、しろしろとばかり言われるのだ。これは差をつけるためだと大っぴらには言えないけど、子どもはすぐわかるからすごい事になる。ほとんどが高校に進学するようになった戦後、3割がただったかを「落ちこぼれ」にするため50年、60年代には考えられ始めていた教育の変更。と、聞きましたが。新しい経済のためにですね。
勉強できる子とできない子はいる、スポーツが得意な子とそうでない子もいる。それは当たり前なのだけれど、それぞれが豊な人生を進んでいくよう、助けてくれて必ず必要な事を身に着けさせようとするのが教育であり先生だった。それが差をつけるのが目的になり、先生も差別化され、生徒ではなくどこかを向いてなにかを達成しようとする「教育観」を持たない奇妙な教師が出現し始める。
翼のお母さんはこのぐらいの世代でないかと思います。お母さんには、できるだけ早く勉強をはじめ、邪魔しそうな子どもとは付き合わず、中学を受験して「できる」階層になっておいたほうが有利、という発想しかないみたいでした。では、できない階層とされたひとびとがどんな人生を送る事になるのか、をイメージする事はない。社会というのが、できたひともできないとされたひとも、共につくり、成長し、老いていく。子どもたちはそのごった煮のような豊な土壌で喧嘩をし友だちを作り育っていく、なんてふうに考える機会はなかったでしょう。
お母さんはピアノを弾く。今も弾くのだから、それは無理やり習わされたものではなかったのでしょうね。でも技術的な事や学費などの問題で、あきらめた未来があったのかもしれない。
これまたやたらこんな話があったというだけで、翼のお母さんがそうというわけではないですが、お母さんのお母さん世代というのが、ピアノだの勉強だのバレエだの、娘にめちゃ厳しくやらせるひとたちがいた。それは自分たちがまったくさせてもらえなかったからです。でも成人したとたん、今度は結婚しろというわけです。お母さんのお母さん世代には、社会にどう出たらいいのかイメージがあまりなかったし、結婚も絶対しなければならないものだった。それで、自分の人生を生きている感じがしなくて子育ても苦痛に感じる女性たちを少なからず生む事になる。(またこの話が出たと思いながら、私は女たちの愚痴を聞く)
夫は出張で忙しいらしく、お母さんはとても孤独に見える。家は暗くて、暖かくて楽しそうなものが見当たらなかった気がします。翼の部屋も暗い。男の子の好奇心が全部つまったごちゃごちゃした部屋とは・・まるで違っていたと思う。
それで暁太郎の物語
暁太郎翼の事を相棒、なんて言ってたのに。小夏ちゃんの事ばかりでないか。暁太郎の世界はあまりリアルに感じられず、恋心とティッシュで埋めてるように思えました。水槽事件も犯人は翼と知っていましたよね?バタ原が見ていたので。それを言わないところは、男の子らしいなあと思うのですが(勝手なイメージ)暁太郎の恨みは「小夏ちゃんと両想いになれなかった」というところに集約しているように見えました。恨みも、「小夏ちゃんは自分を好きだったわけではない」と分かった所でストンと終わってしまう。そこはとても面白かった。
低収入の非正規・派遣労働や外国人労働者も利用して企業業績をあげる社会システムに乗っていたとしても、3学期の授業を成り立たせない迷惑をかけながら立派に中学受験に乗っかっていたとしても
個々の子ども時代には、沢山の失敗や後悔もあるだろうけれど、輝くような発見をしたり、友だちを大切にしたり、時間を忘れて遊んでばたんと寝てしまったりするような、明日は何をしよう、楽しくて楽しくてたまらない、そんな記憶が詰まっていると思います。
それを、時代が変わっていく様を見る事になった昔の人間に、あーだこーだと言われるのは嫌な事だと思うのですが。主人公が引いた線について、考えたり、向こうを見ようと思ったりしていなくて、罪悪感を具現化しただけで不満だったので、色々書きました
≪追記≫観終わって、亭主の感想漫画家って、あんなに全部覚えてるもんなのか!??と、驚いているあためーよ!一言一句覚えてるぜ!ネタの宝庫なのよ全部、描いてやるって思ってたってね私は二十歳すぎたら忘れていきました・・(サクラモモコセンセイモスゴイ)
ながながと、最後まで読んでくださりありがとうございました❣
출처: note 원문
번역: Gemma 3(.44) 초벌 + 교정 검수
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